年4回の定例議会と7〜8月に開かれる臨時議会の概要を報告します。
「民報かこがわ」で詳しく報告しますので、そちらもぜひ、ご覧下さい。
働く親たちの切実な願いから生まれた学童保育は、共働き、1人親家庭の子育てや子どもの安全面からも、なくてはならない施設となってきました。
加古川市でも、自主運営、PTA方式、直営の学童保育の運営方式に見られるように苦労の時代がありました。しかし、親たちの学童保育を求める強い願いのもと、1人ひとりの子どもたちに寄り添い、子どもの成長に励まされて、学びながら親も子も成長し組織も発展してきました。加古川市の学童保育にとって、今年は記念すべき年です。自主運営やPTA方式から市の直営方式へ一本化されました。まだ、希望の少ない志方地域の3校を残してはいますが要求の強い25校で、市直営の児童クラブが実現する運びと成ったことです。
その上にたって、働く親や子どもたち、指導員の願い、よりよい児童クラブのための、環境改善について質問を行いました。
(1) 児童クラブへの入所待ちを解消し、全員を受け入れることについて
学童保育数は、全国で1万5千ヶ所を超えたが、小学校数と比べると65%にとどまっています。また、共働き、ひとり親家庭が増えている中で、保育園を卒業した子どもの半数近くは学童保育に入っていません。1日6時間以上働いている母親を持つ、小学校低学年児童は全国に43万人いますが半数は学童保育に入っていないのが実態です。いまだに、たくさんの子どもが不安でさみしい放課後や学校休業日を過ごしているのです。
加古川市はどうでしょうか。児童クラブは、17年度現在、40人定員のところ22校中11校で定員オーバーとなっています。7月までは定員オーバーでも受入れをしてきましたがそれ以降は、待機、キャンセル待ちの状況と聞きました。オーバーしている分は補助員を増やしているのですが、教室が満員で受け入れは無理と思われます。1校1教室を改め、入所待ちを解消し希望者が全員入れるようにすべきだと考えますが。
答弁・教室を増やす事は出来ないが最大限の受け入れをしたい。
その後、12月1日付けで待機者も受入れをきめました。
(2) 土曜日学童の拡大について
土曜日の児童クラブの運営は、東部隣保館で
行われています。市内で1ヶ所だけ、利用したくても「遠い、送り迎えが出来ない」その他の理由で土曜日の利用者は少なくなっていました。しかし、これまでPTA方式で運営してこられた平岡、平岡東が直営方式で運営されることとなり、利用者は一気にふえることが予想されます。これまでどおり、隣保館での運営は出来るか。子どもたちが土曜日も、安全に、充実した時間を児童クラブで過ごし、心豊かに成長できますよう環境を整えるべきではないかと考えます。
それぞれの学童で、土曜日も運営する計画はないかお聞かせください。
答弁・登録は64人ですが実際は30人位しか来ていないので問題はないと考えている。今後も利用者の状態で対応を考えていきたい。
(3) 土曜日学童の保育士(正規指導員)の固定配置について
土曜日学童は、東部隣保館1ヶ所で行い、それぞれの児童クラブからローテーションで指導に当たられているとお聞きしました。それでは、何ヶ月かに1回しか出会わない子どもたちとコミュニケーションを取るのは大変困難です。補助の指導員さんは固定ですがお昼で交代になるそうです。子どもたちにとってみれば、いつも出会う指導員に親しみを感じるのは当然です。正規とか補助の区別はできません。指導員さんはいろいろ工夫はされていると思いますが一番の心配は事故になったらどうしょうということではないでしょうか。子どもの名前も覚えられない状態で責任はもてるでしょうか。メインになる正規の指導員は固定配置にすべきではないでしょうか。見解をお聞かせください。
答弁・11月から3人配置にして、正規指導員2人を固定配置にしました。
下校途中の小学生が何者かに殺されるという痛ましい事件がまた起こってしまいました。1年前にも同じような事件があり、保護者、学校関係、地域も一丸となって「安全・安心の地域づくりに取組んでいる最中でした。学校侵入事件もあいついで起こり、2002年度は全国で2668件と1999年の倍にもなっています。
器物破損や傷害、放火などの学校内犯罪も4万件を超えています。文部科学省が作成した「学校への不審者侵入時の危機管理マニアル」でも、「学校内も決して安全な場所とは言えなくなっている」とのべており、安全対策が急務の課題となっています。今回の事件は、改めて子どもたちを守ることの大変さを思い知らされています。当市も「安心・安全パトロール」事業で警察OBによる巡回パトロールや交通巡視員(みどりのおばさん)の配置、PTAや少年団、自治会の役員は自転車に「パトロール中」のプレートをつける、交通安全協会や防犯協会などでは声掛けや「子どもを守る110番の家」の協力活動などの取組みは評価を致しますが、今回の事件をはじめ、加古川市でも起こっております学校施設への事故が重大事故に発展しないように願って以下についてお尋ねいたします。
(1)警備員のPTA経費負担による配備への認識について
加古川市の公立で13校、私立で2校が警備員を配置しています。安全に不安を感じておられるPTAのみなさんが経費を負担してでも警備員を置こうということではないかと思いますがどのような認識をもっておられますか。
どのように評価されますか。そして…⇒(2)に続く
(2)全校配備について
全校配備についてのお考えはないか。 地域で、最も子どもたちがのびのびと安全を保障されて、学び・遊ぶ場所であり、もっと開放的でなければならないのに学校に警備員を置かなければならないということは本来の姿ではないと考えますが、そうしなければ安心出来ないという異常な事態にあるのではないかと思うのです。
3月31日に出された「学校安全のための方策の再点検等について」という文部科学省プロジェクトチーム第一次報告はハード面では来校者確認のためのインターホーン、侵入監視のセンサーや防犯カメラ、電子錠などの防犯監視システムをあげ、「不審者を早期発見し校舎内にいれないためには警備員などによる授業ちゅうや昼休み、休憩時間などにおける屋外運動場など敷地内の巡回を行うことが重要である」警備員の重要性を認めています。
大阪府では茨木市、摂津市などで「受付員」制度を導入しています。受付員はシルバー人材センターからの派遣で、一向に付き3人でグループを作って、校門近くに設けられたテントに朝8時から夕方5時半まで常駐して、来校者は受付名簿に記載して名札を着用し、用件が済めば受付を通って退出します。現場の先生は「受付員がいるという安心感で、落ちついて子どもに勉強を教えることが出来る」、保護者も「子どもが安心して学校生活を送られる」と好評だといいます。
予算としては1億数千万円といわれますが子どもの命にかえられません。
全校配備についてのお考えはないかおたずねいたします。
答弁・機材の補助はあるが人的なものには補助が無い、単独では負担が大きいので国や県に補助を求めています。
(3)電子ロック、監視カメラの監視への人員配備について
先日起こりました広島の事件の場合、だれも見ていない、約20分か30分の間に起こっていると報道されています。大阪の池田小学校事件の後に、不審人物が校内に入いってこられないように、取つけられた電子ロック、監視カメラですが、カメラの映し出すモニター画像を常に見ている人がいないと安心できません。
いまは校長室と職員室にモニターが置かれていて、先生がローテーションを組まれて画像を見ておられるようですが事故はいつ起こるかわかりません。もし、見過ごしていて事故があったらという不安が常につきまとうとおもいます。人員配置について考えるべきと思いますが見解をお聞かせください。
以上で私の段上からの質問をおわります。
児童クラブについては、土・日曜日の開設や土・日曜日行事の後の振替休日の開設など働く親にとって、子どもを1人にしておくことの不安から要求の強いところです。また、対象学年の拡大で、志方の3校の児童クラブの開設を考えていただきたいと要望しました。
いま、大切な、みんなが心配していることについて質問しました。
準備の中で話していた待機者問題、土曜日指導員体制などが実現され、おおむね前向きな回答でした。
今後とも、どうしたら大切な子どもの命を守れるかとみなさんの対話し 一緒に考えていきたいと思います。
警備員の配置とともに少人数学級の実現が言われています。
教職員は1クラス38人前後の子どもたちを見なければなりません。いま、学校の教職員は「ゆとり教育」どころか息つく暇もないほど過密で長時間労働になっているといいます。教職員による校門付近での登下校時の立ち番、集団登下校指導とその付き添い、校内巡視、校区内巡視など、子どもの命と安全を守るため必死に取組まれています。
長時間にわたって緊張を持続しなければならない勤務実態の中で、肉体的疲労だけでなく、精神的疲労が重なって病気療養に入る教職員も急増しています。子どもの安全のため、また、豊かな発達を保障するために、ひとり、ひとりに目が行き届くようにするためにも30人学級の必要性を訴えて行きます。
テレビを見ていますと新潟県の加茂市長さんが「子どもを守る事は行政の最大の仕事だから、どんなに苦しい財政でも最優先にしなければならない」と発言されていました。私も同じ意見です。
加茂市は、9台のマイクロバスを交付税で購入して、子どもたちをスクールバスで自宅まで送っています。クラブを終えて暗くなっても、スクールバスで送ってくれるから、親も子どもたちは安心しているようでした。
子どもを守る事は大人の責任です。子どもたちは、しっかりと大人の行動を見ていると思います。あらゆる対策を求めて行きます。